※インプラントを行う患者さんが多くなり、今一度、治療について御説明致
しておきます.治療期間のことです.
※インプラント希望の患者さんは、抜歯する状態ですから、口腔衛生状態
が好ましくありません.オペの前に これを良好にするための基礎工事に数 ヶ月掛けています[下(※)印参照]
・インプラントは、埋入部位の骨の状態によって以下のA、B、Cに分類されます.
A.骨の幅も高さもある条件のいい場合(理想的)
骨とインプラント体がくっつくまで ・上顎は6ヶ月、下顎は3ヶ月掛かります.(業者の推奨期間.) ・それから上部構造(覆せ物)セットまで約1ヶ月掛かります. ・ということは、最低、上部構造(覆せ物)セットまで ・上顎は6+1=7ヶ月+基礎工事 ・下顎は3+1=4ヶ月+基礎工事 掛かります.これは条件のいい場合で す.(しかしもっと早くできます.)
B.抜歯が絡んでおり、さらに抜歯後、埋入部位の骨の条件がいい場合
・一応、今までのやり方は、抜歯後3〜5ヶ月待って、 ・骨の陥凹が少し治ってから、インプラントの埋入に入るのが推奨されてい ます. ・と言うことは、この場合、Aの期間に加え、4〜6ヶ月掛かります.
C.抜歯を問わず、埋入部位の骨の条件が悪い場合
・この場合は、骨造成を行ってからインプラントの埋入に入ります. ・骨造成の期間は、約6ヶ月が推奨されています. ・ということは、Aの期間に加え、6ヶ月です. *B,Cの場合で、インプラント治療が前提で、当院で抜歯す る場合、この期間を半分に短縮できる場合があります. *条件によって抜歯が絡んでいても、当院では、Aに近い 期間で終了できる場合があります.
(※)インプラントを長持ちさせるためには、口腔衛生状態を良好にしてから
インプラントの埋入を行わなければなりません.これはビルを立てる時の基 礎工事に相当する部分です. (注)巷で、基礎工事をすっ飛ばして、ビルを立てている歯医者がたくさん見 られます.患者さんが初診で来院して、ブラッシング指導も歯石取りもしな いですぐ埋入オペがその例です. ●当院では、治療したインプラントを長持ちさせるため、基礎 工事に相当する部分をしっかり行っているつもりです(歯科衛 生士によるカメラ撮影利用のブラッシング指導と歯石取りです.)従来の治 療方法に比べ、治療期間が長く掛かるとお思いかも知れませんが、その 点、御理解願えれば幸いです.(この点はホームページに詳しく載っていま す.) 医)一仁会 柴田歯科(日本橋予防インプラントセンター) 院長 玉木 仁 |